母乳の神秘に迫る

神秘2 母乳はママの血液から作られる。なのに白い。


まず、母乳が作られる乳房は脂肪と母乳を作るための
乳腺組織でできています。

下の図のとおり、乳腺組織の一番奥にあるのが乳腺房で、
ここが母乳を作る工場にあたります。
乳腺房のまわりには、たくさんの血管が取り巻いていて、
その中を流れるママの血液を材料にして、母乳が作られます。




母乳ができるまで
1.乳口:
母乳の出口

2.乳管洞:
母乳を一時蓄えるところ
赤ちゃんは、ここまで口に含んで飲みます。

3.乳管:
母乳を乳口まで運ぶ道

4.乳腺葉:
母乳を作る乳腺房の集まり

5.基底部:
母乳の原料となる血液を運ぶ道




では、赤い血液から、どうして白い母乳ができるのでしょう?

乳腺房に、ママの血液から赤ちゃんの発育に必要な成分が入ると、
そのまま取り込まれたり、
乳腺房の中の乳腺細胞で新たに大事な成分へと合成され、
母乳に分泌されたりします。
このとき、アミノ酸という成分が、母乳のたんぱく質の主な成分である
カゼインに合成され、
カゼインはだんだん集まってカゼインミセルという小さなかたまりを
作ります。
この小さなかたまりに光が当たると乱反射して白く見えます。
母乳に存在するカゼインミセルの光のマジックで母乳は白く見えるのです。

こうして作られた母乳には、赤ちゃんを病気から守ってくれる免疫成分をはじめ、
たんぱく質、脂肪、糖質などの栄養がたっぷり。
もちろん、母乳の質はママの食生活にも密接な関係があるので、
栄養バランスのとれた食事をとるように心がけましょう。